鈍感なおしりは、たたいてつかんで目覚めさせる。
おしりを自分の目で確認したら、次はおしりの感覚を目覚めさせましょう。
手で触って、自分のおしりをよく知りましょう。手のひらでバンバンたたいて、こぶしで押して、おしりがちゃんと外からの刺激を感じ取れているか確認してくださいね。次はぎゅーっとおしりをつかみます。
おしりはたくさんの筋肉で上半身を支えているので、鈍感にしてはダメですよ。あぶら身が多ければなおのこと。手でたたいて押して握って、よく目覚めさせておきましょう。
おしりの感覚がはっきりしたら、おしりに力を入れてみましょう。最初はうまくいかないかもしれませんが、足の指からひざ、もも、おしりと順を追って筋肉を使うと、おしりの筋肉が硬くなります。
これが今のあなたのおしりですよ。覚えておいてくださいね。おしりが目覚めたら、おしりを締めつけるガードルは、もういらないわ。
1934年生まれ。日本女子体育短期大学卒業。体育教師を経て「きくち体操」を創始。川崎本部のほか、東京、神奈川などの教室、カルチャースクールなどで指導を行う。心と体、脳とのつながりに着目した“いのちの体操”は、性別・年齢を問わず多くの支持を得ており、全国で講演多数。著書に、『指の魔法 奇跡のきくち体操』(集英社インターナショナル)、『はじめての「きくち体操」』(講談社+α新書)、『あぶら身がすっきり取れるきくち体操』(KADOKAWA)、『寝たままできる! 体がよみがえる!! きくち体操』(宝島社)など多数。