食べ過ぎ注意 モノを選べば、チョコレートを食べてもいい

 ポリフェノールが豊富で抗酸化力があるという、カカオ分75%以上のビターなチョコレートも食べるようにした。

 最初、「ずっと続けるなら、買いやすい方がいいだろう」と高カカオ分をうたう高級そうなチョコレートを避けて、普通のブラックの板チョコを選んでみた。しかし、これがひとかけ食べてみると甘い。どうもおかしい。本によるとカカオ分が高ければ、あまり甘くないはずだったのだが。

 メーカーの名前と「カカオ分」でネット検索してみたら、理由がわかった。板で売られているブラックチョコのカカオ分、ミルクチョコとあまり変わらず35~40%。甘いはずだ。ただ単に、ブラックを名乗るだけでカカオ分が高いと早合点してしていた。

 カカオポリフェノールの量はミルクチョコが50g中354mgであるのに対して、ブラックチョコは50g中640mgと、確かに板チョコ同士では段違い。ただ、そのために糖質をたくさん摂ってしまっては意味がない。

 それに対して、カカオ分を前面に押し出す商品は72%、86%、95%と高率。カカオポリフェノールは5g中(小分け包装で内容量が少なくなっている)それぞれ127mg、147mg、174mg。

 健康のためだけにチョコレートを買うのであれば、多少高くてもカカオ分が高いと銘打ったものを買わざるを得ない。

 実際、カカオ分が9割近い88%のチョコレートを購入し試してみると、甘味に過敏になっている今の自分にも確かにそんなに甘くなかったのであった。濃いココアでも口に入れているような感じだ。

 気をつけなければならないのは、同じ高カカオ分のチョコレートでも、88%と70%、差し引き18%違うとかなり味も違ってくるということ。ひどく疲れたときに、いつも買っていた88%のチョコレートの定位置にあった同じデザインの箱を漫然と購入、ひとかけ食べるとなぜかこの日に限ってやたらおいしく感じられる。もう1枚、もう1枚と、あれよのうちに結局1箱食べてしまった。

 空き箱を見比べてみたらカカオ分70%。88%が売り切れていて、似ていたから間違えて買っていたのだ。「いやぁ、カカオの苦みと糖分の甘味の配合が絶妙で、最高だったぜ」などと言っている場合ではない。結局、うますぎると食べ過ぎてしまうので甘くないくらいが用量を守った節度ある食養生にはちょうどよいのだ。