プレゼントに、記念に、自分へのご褒美に。特別な瞬間に手に入れたいジュエリー。高額だからこそ、失敗したくない! 自分らしく似合っていて、長く使えるものを選びたい。けれど、いったい何を、どこで買えばいいのかわからない……。そんなジュエリー初心者のために、選び方や、素敵に見える着け方のコツ伺いました。教えてくれるのは、ファッション業界の、おしゃれ上級者たちも憧れるジュエリーディレクター・スタイリストの伊藤美佐季さん。その美しいスタイリングと、本当に良いものを見抜くセンスは、「伊藤さんが選んだものが、次に流行るジュエリー」と言われるほど。本連載では、著書『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』の中から、そんな伊藤さんのジュエリー論をご紹介していきます。

リングを買う時のポイント

今年1年頑張った自分に贈りたいボーナスで買うべきジュエリーは?』では、自分で見て楽しめるリングをご提案しました。せっかくのジュエリー。高額なので、いざ買うとなったら、好きなデザインであることはもちろん、自分に似合い、毎日使えるものを選びたいですよね。そこで今回は、リング選びのポイントをご紹介します。

すぐ飽きてしまうものと、長く使えるものの違いは何?プロが教える指輪(リング)選びphoto by 成尾和見

リングを選ぶ3つの条件

 リングの種類は、シンプルな地金だけのものから、大きな石がついたラグジュアリーなものまで、実に豊富。その中から、毎日つけられるベーシックで、合わせやすいものを選ぶための条件として私が考えたのは、次の3つです。「欲しい!」と思えるものが見つかったら、これらの条件を満たしているかチェックしてみてくださいね。

① タイムレスな美しさを持っているもの
毎日着けていても飽きがこないこと、それがタイムレスな美しさを持つという1つめの条件にあたります。

② 派手すぎず地味すぎないもの
トレンドやそのときの気分で個性的なリングを着けるのも楽しいのですが、それはあくまで遊びの一環。毎日つけられるものを選ぶなら、一時的な気分を基準にすべきではありません。派手すぎず、かといって地味すぎても所帯じみた印象になってしまうので、シンプルでも存在感のあるものがベスト。これが2つめの条件です。

③ 1本で着けても、重ね着けしても美しいもの
毎日つけるリングは、普段は1本でサマになり、重ね着けを楽しむ際にも馴染ませやすいものであれば、とても重宝して長期間活躍してくれます。これが3つめの条件です。

 これらの点に注意して選べば、せっかく買ったのに、意外とあまりつけなかった!なんていう失敗を防げます。そんなポイントより、これがいい!というプロのおすすめを教えてよ!という方には、やはり「エタニティリング」がおすすめです。この3つの条件を満たす、どんな年代の方にも似合うものですから、お店で、いろいろなものを試着し、自分にぴったりなものを見つけてみてくださいね。

伊藤美佐季(いとう・みさき)
ジュエリーディレクター、スタイリスト。ジュエリーの広報機関のPRを経てイタリア・フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。つける人の個性を活かす洗練されたスタイリングは、女性誌のほか多くの女優からも支持されている。ジュエリーブランドへのアドバイス、ジュエリーに関する講演などでも活躍。