酪農家の3代目であるネーサン・ウィーゼさんは苦境にある家族経営の農場が閉鎖を強いられても、トラック運転手の仕事をすれば、稼ぎが今より多くなると確信している。「仕事がほしいと思えば、仕事に就くことができる」。ウィーゼさんは2016年大統領選挙ではドナルド・トランプ氏に投票しており、次の選挙でもそうするつもりだと言う。「いずれ何か別の仕事に就くことができるだろう」トランプ大統領が対決姿勢を示している貿易政策の影響を特に強く受けているのが製造業と農業だ。いずれもウィスコンシン州をはじめ、他の一握りの政治的に重要な中部の選挙激戦州に直接的打撃を与えており、経済成長の減速の要因にもなっている。