高齢営業員の写真
高齢者に対する金融的なアドバイスをシニア人材に任せてはどうか(写真はイメージです) Photo:PIXTA

高齢者の資産運用を巡っては、過大な手数料を払っているなど深刻な4つの問題を抱えている。この状況を変えるには、高齢者本人やそのサポート役に適切な金融のアドバイスをできる人材が必要だが、ファーストキャリアを退職したが、まだまだ働く元気がある「前期シニア人材」に任せてみるという構想を提案したい。(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)

高齢者の資産運用には
4つの問題点がある

 実質は人によって異なるが、仮に75歳以上を本格的な「高齢者」とした場合に、彼らの資産運用には以下の4つの問題がある。

(1)実質的な現金化が過剰でリスク資産での運用が不足する傾向にある
(2)金融機関の過剰な営業のターゲットになっている
(3)資産の運用・管理に過大な手数料を払っている
(4)金融商品・サービスの売り手側の利益から独立なアドバイザーの不足

 いずれも、深刻な問題だ。