もうすぐクリスマスですね。先日、この連載でご紹介した『今年のクリスマスプレゼント 彼女に贈るべきジュエリーは?』は、見ていただけましたか。これを見て、耳のジュエリーが欲しくなってきた!という方もいるかもしれません。
そこで、今回はプレゼントにおねだりするにせよ、自分で買うにせよ、ちゃんと抑えておきたい、長く使えるピアス、似合うピアスの選び方についてお話を伺いました。
教えてくれるのは、ファッション業界の、おしゃれ上級者たちも憧れるジュエリーディレクター・スタイリストの伊藤美佐季さん。その美しいスタイリングと、本当に良いものを見抜くセンスは、「伊藤さんが選んだものが、次に流行るジュエリー」と言われるほど。
著書『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』の中から、そんな伊藤さんの、長く使えるジュエリー選びと、おしゃれに見えるつけ方のコツをご紹介していきます。
地金だけのフープピアスが、シンプルで美しい
私は、フープピアスを普段からよく着けています。それはおそらく、髪型が関係していると思います。私の髪の長さは、肩にかかるくらいのセミロング。
このくらいか、あるいはこれ以上の長さだと、同じようにシンプルで使いやすい一粒のスタッドピアスでは、着けてもなかなか目に留まらないので、重宝しているというわけです。
フープピアスのキラッと光る地金が髪の間から見え隠れするのは、雰囲気があってとても素敵。もちろん、ショートヘアの人にもフープピアスは難なく似合いますから、同様におすすめですよ。
フープピアスの中には、パールやダイヤモンド、あるいは色石などが付いたデザインのものもありますが、日常使いし、長く使うということを考えたら、シンプルな地金タイプがベストです。
少し物足りないくらの大きさが、
おしゃれに見える
スタンダードなフープピアス(YG)マリハ, 大きめでも華奢で使いやすいフープピアス(YG)スピネリキルコリン, ピアス穴に通してつけるフープピアス(シルバーにYGコーティング)トムウッド, 片耳ピアス(ともにYG)シハラ 24,000円+税~
地金の色は、ホワイトゴールドやプラチナ、シルバーなどの白系だと、クールでカジュアルな印象。イエローゴールドなどイエロー系は、リッチでゴージャス。可愛らしさと女らしさが同居しているピンクゴールドは、日本人にとても似合う色です。
フープの大きさは、やはり顔の大きさとのバランスが重要。小顔の人があまりにも大きなフープピアスをしているとアンバランスですし、逆に大きい顔の人が小さいフープピアスをしていると、より顔が大きく見えてしまいます。
少し前には大きなフープピアスが流行しましたが、今はあまり大きなものはトレンドではないようです。小さめでちょっと物足りないと思うくらいが、洒落て見える時なのかもしれません。でも、これも自分のスタイル次第。
直径5センチ以上の大きいフープでも、細いものなら軽快に着けられますから、フープピアスは大きさとともに、地金の太さも吟味しましょう。
ちなみに、フープの形は円形が基本ですが、中には縦に長い楕円形のフープもあります。やや大人っぽくモダンに見えるのが特徴で、甘めのファッションを引き締めたい時などに便利。円形がしっくりこない時は、こちらも試してみてくださいね。
『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』では、ジュエリー初心者さん向けの、使いやすいもの、お手頃な価格のものをブランド名とともに、写真付きでたくさんご紹介しています。プレゼントにもぴったりですから、ぜひチェックしてみてくださいね!