洋上風力発電は再生可能エネルギーの次の主役として巨大産業に化けるのか。経済効果は15兆円と試算され、電力、商社、ゼネコン、石油、メーカー、銀行など多種多様な業界が群がる様は、再エネ「最後のバブル」。バブルがはじけたとき、誰が泣き、誰が笑うのか。特集「15兆円の洋上風力バブル」は12月16日(月)からお届けする。最終回配信の12月20日(金)まで全5回の連載を予定している。
01:12月16日(月)配信
秋田・男鹿半島沖「洋上風力銀座」の活況、関電・住商・大林組ら大手集結
「あなたの海を売ってください」。漁師の前に現れたスーツ姿の男はそう言い放った――。関西電力、大林組、住友商事、丸紅、レノバらが続々とプロジェクトを計画。人口の減少が著しい秋田県が、「洋上風力の銀座」になっている理由は二つあった。
02:12月17日(火)配信
イチから分かる洋上風力超入門、原発や太陽光よりエコで安いは本当か
再生可能エネルギーを主力電源にすることを目指す中で、洋上風力発電はその最有力候補となっている。その実力はいかほどのものか。原子力、太陽光、石炭火力、LNG(液化天然ガス)火力よりもエコロジカルなのか、電気料金は安くなるのかどうかを比較した。
03:12月18日(水)配信
洋上風力発電・海域調査船同乗ルポ、技術を握るコワモテ外国人部隊の実力
杭を制する者が洋上風力を制する――。杭を打つ場所は、プロジェクトの成否を決めるといっても過言ではない。今回、その場所を定めるための海底地盤調査を担う海域調査船に乗り込んだ。調査の現場から、調査部隊の船内生活まで密着取材し、本邦初公開。
04:12月19日(木)配信
失敗で100億吹っ飛ぶ洋上風力発電に、電力・ゼネコン・商社が前のめりな理由
電力、総合商社、ゼネコン、石油元売り、銀行、ブレードメーカー、再生エネルギー事業者、外資系発電事業者、そして漁業者。バブルの “ババ”を引くのは誰か。業界別ババ引き危険度を明らかにした。
05:12月20日(金)配信
洋上風力発電15兆円争奪戦の行方、おいしいところは三菱商事やシェルが取る?
洋上風力発電のノウハウを持たずに突っ込む者たちの後ろに、ノウハウを持った上で虎視眈々と日本での参画をうかがうプレーヤーがいる。第2ラウンドには、三菱商事、ジェラ、そして英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルをはじめとする外資系が加わるだろう。
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