記者会見する関西電力の第三者委員会のメンバー
記者会見する関西電力の第三者委員会のメンバー Photo: JIJI

関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から金品を受け取っていた問題を調査している第三者委員会は、調査報告書の取りまとめを越年する方針を明らかにした。報告後に辞任する意向を示していた岩根茂樹社長の後任人事も年明け以降になる見通し。“改革派”とされた社長候補は劣勢に転じている。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)

第三者委員会の調査報告は越年
社長の後任人事も年明け以降に

 関西電力の八木誠元会長や岩根茂樹社長ら役員20人が、高浜原子力発電所が立地する福井県高浜町の元助役から3.2億円相当の金品を受け取っていた「原発マネー還流問題」で、関電が設置した第三者委員会は15日、記者会見を開いて調査の進捗状況を説明した。

 これまでに、関電の経営中枢にいた約110人に委員が直接ヒアリングしたほか、関電社員約600人への書面調査も実施した。社員のパソコン内のメールやデータなども復元し、分析を進めている。

 第三者委の但木敬一委員長は「調査すべきことは全て調査した上で答えを出したい」と現時点での詳細については言及を控えた。