第7位「プロ根性で乗り越えましょう。私達は生まれつきオモロイ」
芸人さんの涙の会見は、芸能界に波紋を呼びました。
宮迫さんのウソにはじまり、吉本興業 岡本社長のパワハラ発言など、揉めに揉めた吉本興業の騒動。「伝え方のまずさ」が問題をますます複雑にしたように思えます。
そんななか、お笑い芸人のプライドを感じたのがダウンタウン松本人志さんのコトバ。ひとしきり揉めたあと、吉本所属の芸人さんたちに向けてTwitterでこうつぶやきました。
「プロ根性で乗り越えましょう。私達は生まれつきオモロイ」
受け止め方は人それぞれだったと思います。
しかし、このコトバによって多くの芸人さんが「笑いのプロとして、いま自分は何をすべきか」を考えたのではないでしょうか。
「お笑いが好きで、お笑いが好きな人が好き」と語っていた松本さんらしい「お笑い愛」にあふれた伝え方だったと思います。
第6位「Fuckin’ Yuya Uchida,Don't rest in peace. Just Rock'nRoll!!」
(裕也のくそったれ、安らかに眠るな。ロックンロール!)
3月に亡くなった内田裕也さんのお別れの会「内田裕也Rock'nRoll葬」でのこと。
「私は正直、父をよく知りません」という一言から始まった娘 也哉子さんの挨拶に、会場はくぎ付けになったそう。そして也哉子さんが父に向けて最後に贈ったのがこんなコトバでした。
「Fuckin’ Yuya Uchida,Don't rest in peace. Just Rock'nRoll!!」
(裕也のくそったれ、安らかに眠るな。ロックンロール!)
裕也さんといえば、妻や娘とも暮らさずにロックンロール人生を貫いた人。そんな父の生き様を尊重するような、型破りなコトバで見送った也哉子さん。
「ふつう」の父娘とはちがうけれど、2人の確かな絆を感じました。
第5位「人類の手が新しい小さな星に届きました。」
2月、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに見事着地しました。それは、はやぶさ2プロジェクトマネージャーの津田雄一さんも納得の完璧な着地だったとのこと。記者会見では、3億4000万キロかなたの偉業がドラマティックなコトバで報告されました。
「人類の手が新しい小さな星に届きました。」
もしこれが
「はやぶさ2のタッチダウンを確認いたしました」
というコトバだったら、どうでしょう? JAXAの皆さん、お疲れさま。と、私なら思ってしまいます。
「人類の手」というコトバによって、聞いている世界中の人が自分のことのように誇らしさを感じたのではないでしょうか。コトバによって、感動は倍増します。そして、宇宙を身近に感じた子どもたちが、また新しい歴史を作っていってくれると思います。