OpenWork(オープンワーク)の協力による社員のクチコミランキングの第4弾は、社員のエンゲージメントが高い企業ランキング。社員と深い信頼関係でつながっている企業は果たしてどこか。(ダイヤモンド・セレクト編集部)
下表は、「社員による会社評価スコア」8項目のうち、「風通しの良さ」「待遇面の満足度」「社員の士気」「社員の相互尊重」の4項目の合計を、「エンゲージメント」指数として抜き出したランキングだ。
エンゲージメントとは、従業員と会社の信頼関係の深さ、つながりの強さを表す言葉で、従業員満足度や離職率の低さ、労働生産性にも結びつくことから、近年、マネジメントにおいて注目を集めるワードでもある。
エンゲージメントが高い企業ランキング
集計期間は2014年11月1日~19年10月31日(現職社員回答日及び退職社員退社年)。集計期間の回答者が30件以上の企業を対象にランキングを作成。OpenWorkの「待遇面の満足度」「社員の士気」「風通しの良さ」「社員の相互尊重」スコアの合計点数を編集部が「エンゲージメント」と定義し集計
2位にランクインしたグーグルはどの項目も高い数字だが、待遇面の満足度はさすが。基本給にプラスして、四半期ごとに達成度に応じたボーナス+ストックオプション(自社株を一定の価格で購入できる権利)+特別ボーナスが加算され、年収1000万円を超える社員が多数だ。またブッフェスタイルで朝昼晩の食事が無料、昼寝ができるソファや、ゲームルーム、図書館があるなどオフィス環境の充実ぶりもずば抜けている。
4位のリンクアンドモチベーションは、クライアントの社員のモチベーションを上げるコンサルティングをなりわいにしているだけあって、さすがに社員の士気が高い。社員の相互尊重がランキング中トップであることも特徴だ。
さて、ランキングの中で非常に目立つのがリクルートの文字。上位50社の中で、元グループ企業のコスモスイニシアも含めると12社がランクインしている。かねて「人材輩出企業」といわれてきたリクルートグループの社風が、自己成長と風通しの良さを望む昨今の若い世代にフィットしているのかもしれない。