“タピオカバブル”は、外食産業以外にも恩恵をもたらした。

「業務スーパー」を運営する神戸物産の19年10月期の連結決算は増収増益。貢献したのはプライベートブランドのタピオカ関連商品だ。

 品薄になるほど売れた結果、神戸物産の時価総額は一時5000億円を突破し、三越伊勢丹ホールディングスなど百貨店の時価総額を上回った。

 タピオカだけではない。ミルクティーのヒットで、昨夏は業務用牛乳の需給が逼迫した。加えて、常温保存可能な雪印メグミルクの「LL牛乳」や、味を濃厚にする森永乳業の「クリープ」は、外食向け卸の取引先の引き合いが増えたという。乳製品メーカーにも特需が生まれているようだ。

 紅茶にも追い風が吹いた。日本紅茶協会によると、ここ数年低迷していた紅茶の輸入量が、19年は前年同月比約10%増のペースで伸びていったという。「ここ数年、紅茶は『風邪の予防によい』と冬に売れる傾向にあった。昨夏の好調ぶりはタピオカミルクティーの影響によるとみられる」(同協会広報)。

 ほかにも、もちもち感を出すために使うタピオカでんぷんの価格が高騰し、こんにゃくが売れたという話もある。タピオカ特需は広範囲に影響を及ぼしたのである。

タピオカが
無洗米作りに欠かせない?

 一方、タピオカの価格高騰で、思わぬ製品が影響を受けている。それは無洗米だ。