外食の王様 12皿目_外食企業「従業員満足度」ランキングPhoto:Chillim/gettyimages

従業員満足度をいかに高めるかも、経営者の重要な手腕である。外食業界は低賃金の割に労働時間が長く、離職率も高い傾向にあると長年指摘されてきた。“ブラック企業”の汚名を返上できなければ、将来の生き残りはかなわない。そこで特集「外食の王様」12皿目では、社員口コミサイト「OpenWork」の協力を得て、「従業員満足度」ランキングを作成した。

「週刊ダイヤモンド」2020年1月11日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの

収益だけでは生き残れない!
外食企業の「ホワイト度」を検証

 働き方改革――。官民問わず日本のあらゆる職場で問われているのが、従業員の働き方だ。とりわけ外食業界は低賃金の割に労働時間が長く、離職率も高い傾向にあると長年指摘されてきた。中には従業員が過労死し、“ブラック企業”と厳しく批判された企業もある。

 だが人口減少を考えれば、人手不足の深刻さの度合いが今後も増すことは確実だ。顧客だけでなく、従業員の満足度を高めなければ、店舗の運営や収益の確保はままならない。

 そこでダイヤモンド編集部は今回、主要企業内部からの「口コミ」をデータベース化した就職・転職支援サービスのOpenWorkの協力を得て、ユーザーによる5段階の評価を基に“ホワイト度”ランキングを作成した。