米疾病対策センター(CDC)は中国内陸部の武漢で新型コロナウイルスによる肺炎が発生したことを受け、同市から米国への渡航者に対し検疫を実施する。渡航者は空港で発熱、せき、呼吸困難などについて検査を受ける。米国では感染例は報告されておらず、CDCと米国土安全保障省(DHS)の税関・国境警備局(CBP)では予防的措置としている。中国保健当局は、今回の新型ウイルスによる2人目の死者が出たと発表した。日本とタイでは初の感染例が報告されている。米国での検疫は、武漢からの到着者が多いサンフランシスコ国際空港、ロサンゼルス国際空港、ニューヨーク市のケネディ空港の3空港で実施される。