大企業に勤める人こそ「副業」を持つべき理由
近年、副業の形は大きく変わってきています Photo:PIXTA

自分のキャリアに
「副業」はどう生きるか

 副業というと以前は本業と関係なく、たとえば趣味を生かして休日にバイクのメンテナンスを引き受ける、あるいはちょっとしたお金を稼ぐために週末に近所の店でアルバイトをするといったイメージだったと思います。

 しかし現在は1つの会社への依存を避けたり柔軟な働き方を志向したりする潮流の中、趣味や空いている時間を生かすというより、自身のスキルアップややりたい仕事をやる、あるいは「兼業」による収入の向上などを目的とした副業がクローズアップされるようになりました。

 企業にとっては従業員が社内では得られない知識やスキルを獲得する機会や、優秀な人材の獲得や流出防止などの効果が期待されます。厚生労働省も平成30年1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成するなど、社会全体で副業を後押しする姿勢が見られます。

 自分のキャリアの発展という観点に立つと、個人にとって副業は大きなチャンスにできる可能性があると思います。副業を機に、会社という閉鎖的なコミュニティーから一歩外に出て違う世界の空気を吸ったり、他流試合をしたりすることは、スキル向上や人的ネットワークの獲得のほか、自分自身を俯瞰して見る視点を得ることにつながるでしょう。