相手が0歳児でも
子どもの意志を尊重する

 赤ちゃんの脳を伸ばすには、「見る」「聞く」「触る」「つかむ」「なめる」などの五感を育てることが重要です。赤ちゃんにとってはどれも初めての冒険や挑戦なので、脳が大いに活性化します。お話ができるようになったら、親子で会話をすると、脳がさらに刺激されて活性化します。赤ちゃんの目を見ながら声をかわし合ったり、笑顔で話しかけたりすることは、脳のインプットを担当する部分へのとてもよい刺激になるでしょう。

 また、赤ちゃんの感情表現は、泣く、笑うなどの単純なものですが、徐々に「これは嫌だ」「これを続けたい」などの自分の意志に基づいて、ひとつの物事にこだわったり、指示に反抗したりすることが出てきます。この感情を頭ごなしに押さえつけると、赤ちゃんは自分自身の感情を表現することができなくなるので、意志を尊重しましょう。