「売れない」――このことに苦労しているセールスパーソンは数えきれません。その一方で、確実に売上を伸ばし、常に上位の成績を誇っている人がいます。トップセールスと呼ばれる人たちです。営業に関連する本の多くは、著者の実績に紐づいた方法ですが、『3万5000人を指導してわかった質問型営業でトップセールスになる絶対法則』は、「トップセールスの共通点」を見出し、「トップセールスになる絶対法則」を伝えるものです。属人的な内容を「誰でも使える技術」としてまとめました。
本当にすごい人たちはいったい何をやっているのか? 極力わかりやすくお伝えすることに成功しました。AIやサブスクリプションなど、セールスパーソンを介さない営業手法は開発されていますが、セールスパーソンの役割は減るどころか、ますます重要性を増しています。ぜひ、最強の営業力を身につけて、営業を「楽しくうれしく感動的なもの」にしていきましょう。

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起こった事実を肯定し、認めるか?
それとも、認めようとしないか?

 人生にはいろいろなことが起こります。思うように進まない状況のときもあるでしょう。

 そんなとき、セールスパーソンはどのように対処するのでしょうか。

 私が思うに、2つのタイプに分かれます。

・現状で起こったことを受け入れる肯定的姿勢
・現状で起こったことを受け入れない否定的姿勢

 まず、現状で起こったことを受け入れるか、受け入れないかで分かれます。

 前者のセールスパーソンは、どのようなことが起ころうと受け入れるのです。決して感情的にならず冷静に状況を見つめ、起こった事実を肯定し、認めることから始めます。

 後者のセールスパーソンは、起こったことを受け入れません。彼らは、起こった事実を認めようとしないのです。

 両者の差はここから起こります。もちろん、前者がトップセールスの考え方です。
自分に降りかかった状況に、どのように対処していくかに目を向けます。「自分のせいで起きたことではない」と、スムーズに考えられない場合もあるでしょう。

 そのときは、「しようがない」「これが事実なんだ」とまず認めます。それから「何をすればいいか」を考えます。誰かに相談することもあるでしょう。それから、どのようにするかを考え、行動に移すのです。

・現状を認めるために、冷静になる、客観的になる、俯瞰する視点を持つ
・何が問題かを突き詰め、どうすればいいかを考える
・自分で考えるだけでなく、まわりのアドバイスも時には求める
・解決のために具体的に行動する
・起こったことをチャンスに変えて、現状の改革に乗り出し、成果を得る

 結局、起こったことを受け入れるか、受け入れないかで、これからの生き方が大きく変わっていくことになるのです。

 セールスの世界では、これがトップセールスと一般のセールスパーソンの差になっていきます。

 肯定的な姿勢はトップセールスに必須です。なぜならば、自分に与えられた状況や起こったことがどんなことであろうと、その環境下で、最大限の成果を出そうとするからです。

 否定的な姿勢のままでは、トップセールスになることはありません。自分に与えられた状況、起こったことに対して何もせず、ただよりよい状況を待ち望んでいるだけで、何も起こそうとしないからです。

 トップセールスとは、間違いなく、現状を受け入れる肯定的な姿勢の人たちです。肯定的な姿勢を持つことで、うまくいかない理由より、できる方法を最優先で考えて現状をよりよくし、業績を上げていくのです。

今日の格言

真のトップセールスは
いかなる状況に陥っても
常に問題と向き合い
肯定的な姿勢を持って解決に向かう