「やったこと」を可視化してあげる
女の子は計画を立てたら、それをこなし、かつ「やった」とチェックを入れることを好みます。大人たちが仕事に取り入れているPDCA(計画・実行・検証・改善)を、小学生の段階でやりたがるのです。
そこには、「やったこと」を可視化して安心したいという、女の子ならではの発想があります。
たとえば、苦手な理科のテストが迫っているとき。男の子の場合、根拠のない自信で「なんとかなるさ」と臨みます。
一方で、不安が先行する女の子は、その不安を打ち消して臨みたいと考えます。そこで、可視化したものを確認し「あ、私やっているじゃん。大丈夫」と自信を取り戻しているわけです。
だから、女の子に計画を立てさせるにあたっては、やったことが明確にわかるようなものにしておくといいでしょう。
エクセルでつくっても、手書きでもいいですが、いずれにしても教科別に色分けされていたり、勉強した部分を塗り潰せたり、カラフルで楽しく可視化できるものがベストでしょう。
女の子が苦手とする競争原理に巻き込まれる前に、こうした楽しい作業で、勉強という行為そのものを好きになってもらうのです。
男の子にとっても女の子にとっても、達成感を味わうことは次へのモチベーションとなります。とくに女の子は、地道な積み重ねを可視化することが自信につながります。
そのための楽しいチェック表を一緒につくってあげましょう。