3.挨拶でモンスター化を回避

「お客様は神様でしょう!」と大声をあげる年配の女性。詳しく聞くと、入店時に「いらっしゃいませ」の一言がなかったことが我慢ならなかったという話でした。

 シルバー世代は、若い世代よりも挨拶に重きをおく人が多く、挨拶を疎かにすることで気分を害する傾向があります。これは年上の人は敬うものだという考え方を、「今の若者は持っていない」と寂しく感じているためです。社会から疎外されているような感覚になり、孤独感を抱いています。核家族化などで他の世代と触れ合う機会も減っていることも理由の1つです。

 シンプルですが「こんにちは」「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の基本の挨拶で、防げる火種も多いのです。

それでも大変!シルバーモンスター5選

 以上、モンスター未満なシルバーの方の特徴について解説しました。しかし、私自身がシルバー世代だからといくら肩を持っても、到底看過できないシルバーモンスターも存在します。

 プライドが高く、こじつけのようなクレームをつけたり、自分の昔話やプライベートを何時間もひたすらしゃべり続けたり、「女じゃ話にならん!」と男尊女卑を振りかざしたりと数も多ければ、信じられないようなケースもあります。シルバーモンスターと一言でいっても、そのタイプはさまざまです。

 そこで、多くの事例をもとに、シルバーモンスターのタイプを5つに分類しました(下表)。

 次回は、これらのタイプの説明と合わせた対応について詳しく解説していきたいと思います。 

(エンゴシステム代表取締役 援川 聡)