総予測2026Photo:SEAN GLADWELL/gettyimages

2026年の「金利」と「為替」はどうなるのか。企業はどう動くのか。特集『総予測2026』の本稿では、3メガバンク頭取らトップ経営者7人に“ド直球”で質問をぶつけた。彼らの答えとは?(ダイヤモンド編集部)

なぜ円安に振れているのか?
3メガバンクの頭取が分析

「私はここ3年ほど『円高方向に向かう』と申し上げてきましたが、現実にはそうなっていません」とみずほ銀行の加藤勝彦頭取(編集部注:2025年11月18日取材)。日米金利差が縮小していく局面にもかかわらず、円高方向ではなく円安方向に振れているのはなぜなのか。

 三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取は「高市政権の財政拡張姿勢を市場が財政悪化リスクと受け止め、円安要因として意識している」(編集部注:25年11月21日取材)、三井住友銀行の福留朗裕頭取は「デジタル貿易赤字に象徴されるドル需要の強さがあり、需給面では円安圧力が根強い」(編集部注:25年11月10日取材)と分析する。

 さらにみずほ銀行の加藤頭取は「円そのものの価値」について言及。「円はドルだけでなく他の主要通貨に対しても安くなっている」とし、強い円から弱い円へのトレンドが続いている構造を指摘する。

では、26年の円相場は1ドル=140円になるのか。150円なのか。160円なのか。政策金利はどこまで上昇するのか。金利上昇に応じて企業はどう動くのか。次ページでは、3メガバンク頭取に加えてふくおかフィナンシャルグループの五島久社長、野村ホールディングスの奥田健太郎社長、日立建機の先崎正文社長、日本船主協会の長澤仁志会長に「26年の金利と為替」を問うた。