組織を変える
「ありがとう」の使い方

 ふた言挨拶に加えて、もう1つ、研修で伝えていることがあります。

 それが「ありがとう」の使い方です。

 人は「ありがとう」と言われるのが大好きな生き物です。

 その理由は、ただほめられたいからというのではありません。

 自分が誰かの役に立っているということを知りたい。誰かから感謝されたい。その思いが強いのです。

 したがって、「ありがとう」を使うときには「事実」プラス「ありがとう」とすると、非常に良いほめ言葉となります。

 例えばこんな感じです。

「手伝ってくれて、ありがとう」
「いつもサポートしてくれて、ありがとう」
「早めに来てくれて、ありがとう」

「事実」の部分は、必ずしも「大きな事実」である必要はありません。むしろ「小さな事実」をたくさん探せるようにしてください。

 では、どうすれば、「小さな事実」を探せるようになるのか。

 その大きなヒントは、「ありがとう」の反対を考えるということです。

「ありがとう」の反対語は、何だと思われますか。

 答えは「当たり前」です。

 物事を「当たり前」だと思った瞬間に、そこに感謝や価値はなくなってしまうのです。