(1)は食後30分、60分、120分と時間が経過するにつれ、上半身全体の温度が上がっている(赤くなっている)のに対し、(2)は食後30分をピークにだんだんと温度が下がっているのがわかります。また、上半身の末端である手の温度を見ても、(1)のほうが断然、温め力が高いことがわかります。

 つまり、ただ温かい飲み物を飲めば温まる、というわけではなく、食物繊維たっぷりの具材をしっかり食べることが、胃腸のみならずからだ全体を、長時間にわたって温めるということが判明したのです。

東日本大震災・被災者の腸トラブルを解決した食べ方とは

 からだを温めて、大腸を動かすのに持ってこいのメニューが、みなさんおなじみのカレーです。カレーを食べたあとには、ジワッと汗をかき、からだ全体がほてるような感覚になったことはありませんか。それはカレーに含まれるシナモン、ジンジャーなどのスパイスによる効果です。