昔のカレと比較しては文句や愚痴ばかり
別れ際に「私は悪くないのに」とキレる元カノ

 まずは、モンスター度・初級(「筆者が集めたエピソードの中では比較的軽度であり、初級と分類してみた」と補足しておく)の事例から見ていきたい。

「付き合っていたころ、昔の彼氏と僕をことあるごとに比べては、『彼は気が利いたのにあなたは本当に気が利かなすぎる』『彼はマメだったのにあなたは連絡不精すぎてひどい』など、面と向かって愚痴を言われ続けていました。

 僕も自分なりには頑張っていたんですよ。彼女の服やアクセサリーを褒めたり、連絡は平日だと朝と夜に1回はしていましたし。特に連絡頻度については、平日にそれ以上やるのは難しかったです。でも、寂しくさせたつもりはないですよ。

 ひたすら文句を言われることにうんざりして、付き合って3カ月くらいで別れを申し出たら、いきなり泣き始めて『私は全然悪いところはない。むしろあなたの方に原因があるのに、なんで私がフラれなきゃいけないの?』とキレる始末。あきれました」(20代男性)

 彼女が放つ言葉は、軽いモラハラに該当する。日々この“プチ拷問”が続くと、パートナーが離れていくのも時間の問題だろう。むしろ3カ月もったのが奇跡だ。

「俺の分まで食べてた」「7割食べてた」
1年分の“食の恨み”を全力でぶつけてくる元カレ

 モンスター度・初級(筆者独自の判断)の事例を続ける。

「1年近く付き合った元カレ(40代半ば)。“忙しい”が口癖のような人で、1カ月ぶりに会ったとき、『私と付き合ってもうすぐ1年だけど、私に対してなんか気になってることある?』と軽い気持ちで聞いたら、思いもよらない言葉が。

 『ひとつだけある。言わせてもらうけど、いつも食べすぎなんだよ。俺の分まで食べてるの、気づいてなかった?』と、鍋を食べにいったときは俺の2倍の量を食べただの、ジンギスカンのときも肉を7割方平らげていただの、いろいろと具体的に指摘されました。

 こちらとしては、猫舌な元カレのことをさほど気にせず、自分のペースで食べていましたが、決して食べすぎてはいない感覚でした。一応謝った私に元カレは『いつも(あなたとの)食事がストレスだった。俺の分まで奪われると思うとヒヤヒヤして、落ち着いて食べることが一度もできなかった』とまで言い切る始末。