編者
ジョン・ブロックマン(John Brockman)
編集者、著作権代理人、作家。科学者や思想家が自らの著作物を通じて一般の人々に直接語りかけるようになったことを「第三の文化」と呼び、彼らの活動を随時更新する場としてオンラインサロン「エッジ」を主宰する。年に1度同サイトを通じて科学者や思想家に質問を投げかけ、その回答を集めている。
『2000年間で最大の発明は何か』(草思社)、『キュリアス・マインド』(幻冬舎)、『知のトップランナー149人の美しいセオリー』(青土社)など編書多数。

訳者
夏目大(なつめ・だい)
翻訳家。大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。大手メーカーにSEとして勤務した後、現職。
『Think CIVILITY』(東洋経済新報社)、『タコの心身問題』(みすず書房)など訳書多数。
花塚恵(はなつか・めぐみ)
翻訳家。福井県生まれ。英国サリー大学卒業。英語講師、企業内翻訳者を経て現職。
『苦手な人を思い通りに動かす』(日経BP)、『Appleのデジタル教育』(かんき出版)など訳書多数。

<大反響! 連載人気ランキング>
第1位「確信のない結論」のほうが信頼できる
第2位資金力が豊富な「反科学陣営」とどう戦えばよいか
第3位大量の情報の中から「ノイズ」を排除する方法


新刊のお知らせ

『天才科学者はこう考える 読むだけで頭がよくなる151の視点』
ジョン・ブロックマン編、夏目大・花塚恵訳
定価(本体1800円+税)、ダイヤモンド社刊

進化論、素粒子物理学、情報科学、心理学、行動経済学……
各分野の英知がつまった最高の知的興奮の書!

一流の研究者・思想家しか入会がゆるされないオンラインサロン「エッジ」会員151名が、読むだけで頭がよくなる科学の視点を伝授。「制約があると創造性が向上する」「『確信のない結論』のほうが信頼できる」「意見をいくら集めても事実にはならない」など、日常生活にも応用しやすい天才たちの思考回路が読むだけでインストールできる!

主な内容
・「因果関係」を理解できれば世界はより平和になる─複雑に絡み合う原因と結果
ジョン・トゥービーマン
・90%の人が自分を平均以上のドライバーだと考える─自己奉仕バイアスの回避法
デイヴィッド・マイヤー
・「確信のない結論」のほうが信頼できる─哲学的実用主義
カルロ・ロヴェッリ
・なぜ子どもにワクチンを受けさせない親がいるのか─未知への恐れ
オーブリー・デグレイ
・名前がつくと、わかった気になる─名づけの誤謬
スチュワート・ファイアスタイン
・クモに噛まれて死ぬ人は1億人にひとりもいない─確率計算能力の上げ方
ギャレット・リージ
・失敗が許される環境だと人は成功しやすい─失敗を成功に結び付ける力
ケヴィン・ケリー
・ゼロサム・ゲームは人を不幸にする─ポジティブサム・ゲーム
スティーブン・ピンカー
・オックスフォードの学生の90%が間違えた論理クイズ─優れた思考法の共通点
リチャード・ニスベット
・制約があると創造性が上がる─制約充足問題
スティーブン・M・コスリン
・平均値を取っても意味がない─パレート分布
クレイ・シャーキー
・なぜタクシー運転手の脳は成長を続けるのか─思考のデザイン
ドン・タプスコット
・「危険」は証明できても「安全」は証明できない─科学者の苦悩
トム・スタンデージ
・検証できない自説を展開する人たち─ヱーテル
リチャード・セイラー ……など