ソフトウエアで従業員のメールやビジネス対話アプリ「スラック」のメッセージをチェックし、うつや疲労を連想させる言葉を探している職場がある。また、今どのような心理状態かを従業員が笑顔やしかめ面のマークで示したり、その日の気分をアプリで管理することを求めたりする会社もある。  米国の失業率が約50年ぶりの水準に低下する中、スタッフの離職を防ぎ、元気づけることを重視し、社員の幸福を最優先課題に掲げる企業が増えている。  例えば、アマゾン・ドット・コムでは多くの従業員が毎日アンケートを受け取る。