オセンの値付けに
“ある法則”があることに気づいた

「カレーコロッケ」が50円、「チキンカツ」が135円で売っている総菜コーナーあたりに来たところで、オセンの値付けに“ある法則”があることに気づいた。

 私たちは買い物をする際に、「アンカーとなる価格に左右されている」といわれている。相対的な価値判断で購買の最終決定を行う。つまり、「商品ごとにいくらか」という相場観を持っていて買い物に臨んでいる。

 オセンの近隣のスーパーで日常的に買い物をしていたお客がいつものスーパーでは日清食品の「カップヌードル」が148円、そして特売の日には120円前後という価格が設定されていると、それが自然に刷り込まれている。

 このため別の小売店に行ってもカップヌードルが158円なら高く、120円以下なら安いと感じる。野菜、鮮魚、精肉をはじめ加工食品など、ほぼすべての価格はアンカーとなっているその尺度で価値を判断し購買を決定している。

 SUPERオセンでは、この誰しもが持っているアンカーとなる価格よりも、明らかに安いと感じさせる価格設定が、どの売り場、商品でも行われているのだ。

 例えば、総菜コーナーでは弁当が売られている。西友が一時298円という価格のボリュームのある弁当を売り出して話題になったことがあったが、オセンの弁当は250円なのである。

 298円という価格は最近の食品スーパーでも多く見られる価格になっている。最近の一つの傾向が298円弁当で、“どれだけボリュームを競うか”というところにある。

 そんな中でオセンは250円という明らかに安いと感じる価格を設定しているところにある。しかも十分なボリュームがある。

 例えば、にぎり寿司もそうだ。イクラの入った、にぎり寿司の盛り合わせ580円から、12貫入りは650円(この日は広告の品)、さらにウニ、イクラの入った10貫は780円だ。

 皆さんはスーパーで購入するにぎり寿司については、どのくらいの価格だったら購入するだろうか。

 当然ながら、「うまい」か、「まずい」か、という尺度もあるが、高級食材であるウニが入っている場合、多くは1000円近辺の価格が基準ではないだろうか。