米シカゴのアフターマス・サービシズは、自殺や孤独死の現場に呼ばれることが多い清掃業者だ。大掛かりな防護服に身を包んだ従業員が薬品などを使って清掃をし、表面部を殺菌する。  そうした専門技術には今、新型コロナウイルスと闘う小売店や事務所や飲食チェーンなどから高い需要がある。  アフターマスは約50カ所のバイオハザード拠点を運営。ダグ・バート最高経営責任者(CEO)は、2月下旬以来コロナ関連の業務を500件前後こなしたと話している。突然の需要増加は「重荷になっている」という。