日産自動車・仏ルノー連合は今週、数十億ドル規模のコスト削減計画を発表する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。約100万台の生産能力を削減する考えで、カルロス・ゴーン前会長が打ち出した成長戦略が完全に白紙に戻されることになる。ゴーン前会長の計画では両社は2022年までに約1400万台を販売することが目標に掲げられていたが、関係者らによれば現在は1000万台程度に引き下げられているという。日産・ルノーでは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)発生前から期待されていたほど需要が伸びず、多くの工場が十分に活用されていなかった。ルノーに近い関係者は「支えることができない状況になった」とした。
日産・ルノー連合、数十億ドルのコスト削減へ
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