「他人との比較」が自信喪失させる

よく就活生からこんな言葉を聞く。

「強いガクチカ」

「弱いガクチカ」

「あの人のガクチカは強いけれど、自分のは弱いからダメだ」

何を基準に強弱を決めているのだろうか。よくわからない。
「強い」「弱い」という表現の裏には、「漠然とした他人との比較」がある。

つまり、なんとなく周りの人と比べて「弱い」と感じるから、自信がなくなってくるのだ。

見えない敵と自分を比べ自信をなくしてしまっていると、私は考えている。

自信を持つために、今からできること

行動にも自信がないし、自分という人間にも自信がない。
だから「ガクチカ」にも自信がない。

こういう学生は、何をすればいいのだろうか。

大事なことは、一歩踏み出すことである。

私が日々、就活生と向き合う中で確信していることがある。
それは「行動量と成長幅には相関関係がある」ということだ。断言できる。

なぜなら自信がなかった学生でも、行動し続けることで成長を遂げ、
大きな成果を手にしてきたからだ。

以前、「自分にはガクチカがまったくありません」と言っていた学生がいた。

まずは行動ということで、彼は、夏からIT企業の長期インターンに参加することに。

年上の社員や取引先に働きかけ、インターンでは、会社の売り上げ貢献に尽力した。

目の前の課題を懸命に取り組み、「ガクチカ」を作り上げていった。

そして、大手IT企業の内定を勝ち取ったのだ。