男性ホルモンが
増えてもハゲる

 確かにたばこは血管を収縮させるのでインポテンツになりそうだ。ところが、男性ホルモン自体はなんと増加する。男性ホルモンは攻撃性とつながっているため、ニコチンが血管を収縮させて脳が緊張状態になると男性ホルモンが分泌するのだ。

 じゃあ男らしくなっていいじゃないかと思いそうだが、そうは問屋が卸さない。

 頭髪専門のクリニック、Dクリニックが3万8197件の男性性脱毛症の患者を対象にデータ分析を行ったところ、喫煙と男性性脱毛症には明確な因果関係があることがわかったのだ。男性ホルモンの増加が髪の毛を抜いてしまうのだ。

 つまり、たばこを吸うと、男らしくなるというよりも、ハゲると考えた方が自然である。

 先述した通り、たばこの害を引き起こすのは主に煙とタール。だったら煙を取り除けば、たばこの害は小さくなるんじゃないか、と作られたのが無煙たばこだ。

 日本たばこ産業によると、同社のプルーム・テックの場合、煙とタールを除去することで、健康に悪いとされる化学物質は紙巻たばこと比べ、平均で99%取り除かれたという。

 酒やたばこのような嗜好(しこう)品は生きている幅を広げてくれる。もちろん、たばこの吸い過ぎは良くないし、非喫煙者への最大限の配慮が必要だが、だからといってヒステリックに根絶やしにすることもないだろうと個人的には思っている。いずれにせよ、愛煙家の方は節度とマナーをもって楽しんでいただきたい。