面接もその一つに過ぎません。面接の内容ではなく、一つの企業に対して向き合う行動など姿勢全てから判断しているのです。いくつか好印象を与える姿勢を挙げてみましょう。

 例1:メールや連絡のリアクションが早くて丁寧
 例2:背景や資料の工夫した事前準備ができている
 例3:終わった後、すぐ御礼メールを送信している(面接官の名前が分かれば面接官宛てに)
 例4:相手の話をしっかりと聞いてメモを取り、リアクションもする

 直接コミュニケーションが取れない中でも、できることはたくさんあります。採用試験を受けているという感覚ではなく、その会社に感動を届けようという気持ちでのぞんだ方がきっと良い結果を生みます。

 上記のような取り組みももちろんですが、映画で感動するように、TVの漫才で大笑いするように、画面越しでも人の心は動かすことできます。自分が話しているのは画面ではなく、画面の先にいる“人”だということを忘れないでください。

 オンラインだから伝わりづらいという前提に立ってはいけません。環境に言い訳せず、ポジティブに変換することが大切です。

 今回は、コロナのおかげで時間が生まれたことに感謝をしましょう。移動時間が削減され、1日に触れることができる会社の数も増えたはずです。

 暗い世の中ですが、明るくポジティブに就職活動を乗り越えましょう!

◎近藤悦康(こんどう・よしやす)
株式会社Legaseed代表。創業6年で応募者1万7000人の企業に。日本一、学生を集める新卒採用のプロ。大学院に進学と同時に、人材教育会社に入社。営業部に配属される中、新しい新卒採用人事の仕組みを作り出し、1年間で2万人以上が応募する人気企業へと発展させた。その後独立し、人材採用と人材育成のコンサルタントを経て、2013年11月、株式会社Legaseedを設立。https://www.legaseed.co.jp/