製造業写真はイメージです Photo:PIXTA

 製造業の状況は5月に大きく悪化した。海外需要に影響されるので、今後の見通しも厳しい。

 国内需要を反映する小売業販売額は5月には回復したが、対前年では依然として大きな落ち込みだ。

 一方、労働市場では休業者が大幅に減少した。これは一見すると顕著な改善だが、詳しく見ると状況は複雑だ。将来も楽観できない。

5月の鉱工業生産指数
前年同月比マイナス24.1%

 日本経済は、4月がボトムでそれ以降回復方向なのか? それとも5月にさらに悪化したのか?

 統計の数字はさまざまだ。