人間はこれからどう生きるべきか？
――人間はこれからどうしたらいいでしょう？
今泉 欲を捨てること。そして正直になること。その2つだけです。
今、人間はどうしても欲を先行させてしまっています。
ちょっと遠いだけなのに、ここに橋を作ろうとか、余った食べ物がどっさり捨てられているのに、まだまだ増やそうとしたりとか。
もっと便利にしたいとか、もっと食べたいとか、求めすぎでしょう。
だから程々のところで幸せを感じるってことが大事です。
そして、これ以上はまずいなって心で感じたら、もうそこでやめること。
わかっちゃいるけどやめられないっていう時は、わかっているならやめるべきなんです。
まずいって感じるのは、すでにもういけないことだと気づいているわけだから。
マグロだってうなぎだって、1匹もとっちゃいけないわけじゃない。
でも人間も他の生き物たちと同じく、この地球にあるものを利用して生きているわけだから、人間ばかりがガツガツしすぎるっていうことが良くないだけ。
その点、僕ら戦後直後の世代は欲にまみれてガツガツ生きてきちゃったけど（笑）、今の子どもたちはそれより豊かな時代に生きている分、物欲もあまりなくてのんびりしているっていうのは、彼らの良さだと思います。
欲は程々に、のんびりと生きる。
それが人間という生き物が絶滅しない道だと思います。
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気になるだろう？ なぜ、ほろんだのか…！
地球に生まれてきた以上、絶滅からは逃げられない。
絶滅したり、栄えたり。いろいろあるよね、生きてると。
絶滅した「わけ」が面白すぎる！
本書では、絶滅してしまった生き物はもちろん、絶滅危惧種や、絶滅どころか繁栄している種も紹介しています。
何と言っても面白いのは、絶滅した生き物の「滅んだ理由」です。
たとえば……
絶滅しそうな危惧種の「滅びそうな理由」は、現在進行形で起きている問題です。
全部で70種もの驚愕の「理由」を、ぜひお確かめください。
本書のおもな内容
第1章 よかれと思って、絶滅
エピキオン/骨ばっかり食べてたら絶滅
ダイアオオカミ/獲物まっしぐらで絶滅
カロバティップス/草原ブームにのりそこねて絶滅
ボルヒエナ/大御所感を出しすぎて絶滅 など
第2章 予想外に、絶滅
ジャイアントビーバー/ダムがつくれなくて絶滅
アサフス・コワレフスキー/こわれやすくて絶滅
アストラポテリウム/モルモットに負けて絶滅
メガロハイラックス/ウシにとってかわられて絶滅 など
第3章 理不尽に、絶滅
フォークランドオオカミ/むやみに恐れられて絶滅
ベガスヒョウガエル/カジノができて絶滅
ハシナガチョウザメ/故郷に帰れず絶滅
カリブモンクアザラシ/ビーチで寝転んでたら絶滅 など
第4章 わけあって絶滅しそうです（絶滅危惧種）
ラッコ/生きづらすぎて絶滅しそう
センザンコウ/鱗が裏目に出て絶滅しそう
コアラ/火事で絶滅しそう
ソレノドン/頭隠して尻隠さずで絶滅しそう
ニホンウナギ/稚魚が捕られすぎて絶滅しそう など
第5章 絶滅した……と思ったら生きてた（再発見種）
ネグロスケナシフルーツコウモリ/うんこをとられて絶滅……したと思ったら生きてた
バーバリライオン/
人間に連れ去られて絶滅……したと思ったら生きてた など
第6章 わけあって繁栄しました
アリ/コスパをよくして繁栄
大腸菌/動物のおなかにすんで繁栄
イノシシ/石油が発見されて繁栄
アライグマ/ゴミを漁って繁栄 など
別冊 わけあって根絶されました
ミヤイリガイ /寄生虫がいっぱいいるので根絶
天然痘ウイルス/人を殺すので根絶
ヒアリ/毒針で刺すので根絶 など
