いま、遺言や相続で悩んでいる人が増えている。人それぞれ、いろいろな問題を抱えている中で、遺言があった場合となかった場合では、大きな違いが生じることがある。ユニークな遺言の書き方を提唱する『90分で遺言書』の著者・塩原匡浩氏に、これからの遺言の動向を聞く。

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新たな遺言制度が始まる!

 7月10日に「自筆証書遺言書保管制度」が、国の鳴り物入りで始まった。法務省では「遺言書はこれまで自宅で保管する人が多く、紛失や改ざんの懸念があり、トラブルの防止や相続を円滑にするのが狙い」とその主旨を説明している。

 筆者は制度開始初日に東京法務局に行って自筆証書遺言書保管手続きをしてきたので、今回は手続きのポイントを押さえながら、すぐに役立つ実体験をレポートしてみたいと思う。なお手続きの詳細等については、法務省のウェブサイトをご確認いただきたい(法務省総合サイト「法務局における自筆証書遺言書保管制度について」)。