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断食時間の長短にかかわらず断食は減量に効果あり

 1日の中で飲食してもよい時間を制限する「時間制限付きファスティング(断食)」が、減量に有効である可能性を示した小規模臨床試験の結果が明らかになった。米イリノイ大学キネシオロジーおよび栄養学教授のKrista Varady氏らが実施したこの試験では、食べてよい1日の時間枠を6時間に制限した場合と、より厳格に4時間に制限した場合とで減量効果に差はないことも示されたという。結果の詳細は「Cell Metabolism」7月15日オンライン版に発表された。

 Varady氏の説明によると、1日のうち食事可能な時間枠を制限するこのダイエット法は、「インターミッテント・ファスティング(断続的断食)」と呼ばれる断食方法の一種である。その原理は単純で、1日のうち食べてもよい時間枠を設定し、それ以外の時間は断食するというものだ。ただし、断食の時間中でも、水とカロリーフリーの飲み物は摂取してもよい。

 カロリー摂取量を気にすることなく好きなものを食べてよいこの断食法は、継続が比較的簡単であることから、人気のダイエット法になった。ただ、その有効性を裏付ける科学的な根拠が十分にあるとはいえなかった。動物実験では、インターミッテント・ファスティングが、身体の炎症マーカーの抑制から腸内細菌叢の改善や減量まで、さまざまな面で有効に作用することが確認されているが、ヒトでも同様の効果があるかは不明だった。