コロナは体をむしばむだけでなく、人の心の闇にまで「感染」し、「国民の健康を守る」という医者の良心さえも失わせるような、恐るべき毒性をも持っているのだろうか。
(ダイヤモンド編集部 野村聖子)
全国407病院「コロナ影響度ランキング」
医者、看護師、薬剤師、MRの実態も
『週刊ダイヤモンド』9月5日号の第1特集は「医療の闇 病院の危機」です。
特集の目玉は、収益が悪化している病院の「コロナ影響度ランキング」。都道府県別にランキングし、全国470病院を掲載しました。東京女子医科大学病院などを例に、経営によって混乱する現場の姿を克明に綴りました。コロナで稼ぎや働き方が激変している医者、看護師、薬剤師、製薬MR(医薬情報担当者)ら各職種の実態もレポートしています。
医療ビジネスにおいては、コロナ感染拡大を防ぐために全面解禁されたオンライン診療など活気づくデジタルヘルス業界、コロナで国民のセルフメディケーション意識が高まる中で医療ヒエラルキー下層から反旗を翻した大衆薬業界などの動きもお伝えします。
加えてコロナ治療薬・ワクチン開発など、コロナ関連の取り組みで何かと話題豊富な国内の医薬品73銘柄を「株価高騰ランキング」を交えて徹底分析しました。世界有数の感染症治療薬メーカーであり、コロナ治療薬・ワクチンを同時開発中の塩野義製薬の手代木功社長への独占インタビューや、コロナ禍の国際保健でますます存在感を増すマイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏の財団が世界に張り巡らせたカネと人脈の独自分析も盛り込みました。
コロナは医療界にどんな影響を受け、医療界はどう生まれ変わっていくのか。ぜひ、ご一読ください。
(ダイヤモンド編集部 土本匡孝)