リスクだらけの世の中だからこそ
共働きが最強

 最後は3つ目の理由である。夫婦共働きは別の意味においても今後ますます必要になっていくと考えられる。それは何かと言うと、リスクコントロールである。

 言うまでもなく、今回のコロナ禍の中で、飲食業や小売業においては多くの店が閉店や廃業に追い込まれることとなった。ケースごとに状況は異なるので一概には言えないが、いずれにしても突然、職を失うことになった人は多い。

 さらにコロナの感染が収まったとしても、ここから経営状態の厳しい企業や商店が破綻するケースは出てくるだろう。さらに皮肉なことだが、ワクチンの開発やウイルス自体の終息に伴ってコロナ禍が収まってくると、公的支援も縮小されるかもしれない。そうなると経営状況の良くない企業にとっては、ますます厳しくなることも予想される。

 そんな状況の中で、収入源が一カ所しかないというのは明らかにリスクである。サラリーマンといえども、ある日突然、職を失うということが今後現実的に起こりえるからだ。もちろん最近増えつつある副業もそれなりに必要なことだろうが、やはり夫婦がそれぞれ別の仕事を持つ、それもできれば異なる職種や業種の仕事に就くのが理想だろう。