多くの人が実は感染していないのに、入院・隔離・自宅待機を強いられ、なかには誹謗・中傷を受けている人もいる可能性が大きいのだ。

 検査は病気の診断や治療をするための一つの手段で、特に診断(病名)の確定に使われる。たとえば、発熱しせきが出るという症状の患者について、普通の風邪かインフルエンザかはっきりしないとき、抗原検査でインフルエンザウイルスが見つかれば、インフルエンザという診断を確定するわけだ(抗原検査は、咽頭の体液や唾液の中に「ウイルスに特徴的なたんぱく質(抗原)」があるかどうかを調べる検査手法)。

 ところが新型コロナでは、症状と関係なく、PCR検査で陽性なら感染者とされる。この診断法そのものに疑問を持つ医師や研究者は少なくない。

 厚生労働省も東京都や大阪府などの自治体も、「PCR検査の陽性者=感染者」として毎日、感染者数を発表し、それを基に感染拡大防止対策を決めているが、その「PCR陽性者=感染者」という前提に重大な疑問が出ている。

 厚労省と自治体はこの疑問にきちんと答える必要がある。

(ジャーナリスト 岡田幹治)