そのせいで、さまざまな問題が起こっています。社長や部門長の思いが伝わりきらなかったり、仕事の優先度が人によってバラバラになってしまったり、放置されすぎた部下がモチベーションを下げ、退職していくケースもあります。そのほか、上司の目が行き届かない状況で軋轢(あつれき)が起こったり、メンタル的な問題が生じ始めるなど、マネジメント不全はさまざまな影響をおよぼします。

信頼の厚い上司は返信が3時間早い

 そのほかにも「上司と部下の関係」で、おもしろいデータがあります。それは「部下からの信頼の厚い上司は、一般的な上司に比べてメールの返信が平均3時間早い」というものです。

部下が6人を超えると上司の負担が激増する?図2:メール返信にかかる時間と部下からの信頼
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 上司にメールを出したのに、なかなか返事が返ってこない。内容が不満なのか、そもそもメールを見ていないのか、メールを見て内容に満足しているけれども、単純に返信する時間がないのか。そのような想像をあれこれめぐらせ、モヤモヤしている人も多いと思います。

 もちろん最近はメールよりビジネスチャットを使っている組織も増え、レスポンスのスピードは全体的に速まっているとは思いますが、いずれにしても、早く反応してくれる上司はそれだけ部下のストレスを軽減してくれます。