同社会部デスクによると、大学側から連絡を受けた神奈川県警が部員から事情聴取し、16日には大麻取締法違反の疑いで寮を家宅捜索。室内で薬物を使用した痕跡が見つかり、採取した物質の鑑定も進めているという。

 東海大の山田清志学長と伊藤栄治部長は記者会見で「心よりおわび申し上げます」と謝罪し、同部を無期限の活動停止にしたことを明らかにした。

 東海大硬式野球部は1964(昭和39)年の創部。首都大学リーグで昨年秋まで4季連続を含め、これまで計73回制覇し「首都の盟主」と呼ばれる。全日本大学選手権も4度優勝し、巨人の原辰徳監督や現役選手も多数活躍している名門中の名門だ。

 それだけに学生を含めた大学関係者のショックは大きく、前述の運動部デスクによると、全日本大学野球連盟も対応に追われているという。

 刑事事件として立件されたわけではないが、大学の野球部員の違法薬物に絡む不祥事が発覚したのは過去にないとみられる。

新型コロナのせいで暇に

 一方の近畿大サッカー部では9月30日の練習後、部員からコーチに「大麻を使用している部員がいるとの噂がある」と相談があった。

 10月1日のミーティングで部員62人(選手58人、マネジャー4人)=5日当時=のうち、2~4年の選手5人が使用について認めたという。

 大学側は同日、サッカー部に無期限の活動停止を指示するとともに大阪府警に連絡。同部は関西学生1部リーグ公式戦の残り試合すべての出場を辞退した。

 5人は大学の聞き取り調査に「新型コロナのせいで暇になり、興味本位でやった」などと回答。同部は新型コロナの影響で4月から約3カ月間、合同での練習を取りやめ、部員の自主練に委ねていた。

 全国紙社会部デスクによると、3年生の部員はツイッターで接触した売人から1グラム7000~8000円で購入。昨年12月から今年5月にかけ、自宅で5~6回ほど使用した。

 ほかの3人はこの部員にもらい、部員宅で今年5月にかけて、それぞれ1~2回使用。もう1人は昨年10月、大阪の繁華街・ミナミのクラブで知り合った人物から譲り受け、近くの路上で使用したという。