米国とロシアは、新戦略兵器削減条約(新START)を1年延長し、この期間は双方の核弾頭の数を制限することで間もなく合意する見通しだ。トランプ政権関係者が20日明らかにした。この関係者は合意が非常に近いとした上で、「ロシア側が核弾頭(数)の凍結に同意した今、数日中に残りの課題を片付けられない理由はない」と語った。トランプ政権は11月3日の大統領選までにロシアと合意し、選挙戦終盤で外交成果を示したい考えだ。両国は先週16日には、来年2月に失効する2011年の新STARTを1年間、無条件で延長するというウラジーミル・プーチン大統領の提案を巡り対立しているように見受けられた。だがロシア外務省はこの日、米国が前々から要求してきた核弾頭数の「凍結」を、新STARTの延長と同じ期間、実施することに同意する意向を示した。
米ロ、新START条約の1年延長で合意間近=米政権関係者
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