大卒入社3年目のこと。貯金100万円を元手に、
40歳をちょっと過ぎるまでに株式投資で生涯賃金2億円を稼ぐことを決意した。
でも、投資はまったくの素人。完全に知識ゼロの状態だった。
そこで、日中はサラリーマンとして忙しく働きながら、
株式投資の入門書を買って勉強するところから始めた。
最初は短期売買を繰り返して失敗したが、
より落ち着いて取引できる中長期投資に方向転換したところ、“勝ちパターン”が見つかった。
どんどん資産を増やし、当初の計画前倒しで資産2億円達成!
サラリーマンにして株式投資で月400万、500万円の利益を出すことはざら。
多い月には1000万円を軽く超える含み益を得ている。
その投資手法は、堅実で着実。
『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の著者・弐億貯男が、
すべてのサラリーマンにおすすめの投資スタイルを手取り足取り伝授する。
「会社の人は誰も知らないけれど、実はボク、いつ会社を辞めても大丈夫なんです!」――弐億貯男

株で2億円を稼いだ<br />現役サラリーマンの教え<br />「もはや『投資しない』は大きなリスク」Photo: Adobe Stock

いつ何時、働けなくなるかもしれないリスク

株式投資や投資信託などの資産運用は、必ず儲かるわけではなく、投資元本を割り込むリスクがともないます。

だからといって資産運用せず、預貯金ならノーリスクというわけではないと、私は思っています。

私は2002年、入社3年目のときに株式投資をはじめました。

それは、仕事が辛くて、定年まで勤めあげられる自信がなかったからです。

それだけではありません。定年まで雇用が保証されるという確信も得られませんでした。

サラリーマンとして定年まで働き続けられれば、老後のための預貯金もある程度は貯まるでしょう。

しかし、かつてのように終身雇用が当たり前の世の中ではなくなっていますし、いつ何時、健康上の問題で60~65歳まで働けなくなるかもしれません。

なんらかの理由で働けなくなって収入が途絶えるリスクや、老後の生活のための資金を十分に貯められないリスクを考慮すると、サラリーマンとしての給与以外の収入の手段を加えておくことがリスクヘッジになります。

株式投資や投資信託といった資産運用をすることで発生するリスクと、資産運用をせずにサラリーマンとしての給与収入だけに頼ることで発生するリスクを比較したとき、私は後者のリスクのほうが怖かったため株式投資をはじめたのです。