コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、10月度の陸運・物流編だ。
ヤマト運輸20.7%増の圧勝!
佐川、日通、サカイ引越しセンターも前年超え
陸運・物流の主要4社が発表した10月度の月次業績データ(売上高、デリバリー事業取扱個数、宅急便取扱実績など)は、以下の結果となった。
10月度のサカイ引越センターの売上高は、前年同月比100.4%(0.4%増)だった。日本通運の国内売上高は、同103.6%(3.6%増)、佐川急便(SGホールディングス〈HD〉)のデリバリー事業取扱個数は、前年同月比107.4%(7.4%増)だった。
最も好業績だったのはヤマト運輸(ヤマトHD)で、10月度の宅急便取り扱い実績は、前年同月比120.7%(20.7%増)だった。