ただ、当のワイドショー側からは、そんな松本さんの考えを真っ向から否定するような主張が聞こえてくる。『スッキリ』(日本テレビ系)のMCを務める加藤浩次さんが、番組内で本件がなかなか報じられなかったことについて、「この1週間は報道してないのは当たり前だと思う」として「忖度説」を全否定したのだ。

「週刊誌で出たものをそのまま流すことはできない。しっかりジャニーズ事務所の裏とか、マッチさんがコメントを出した上でわれわれやるということ。週刊誌だけを鵜呑みにして流してしまうと、報道として責任がないことになってしまいますから、そこのルールがあってやれなかったというのがある」

 要するに、週刊誌はデタラメも流すので、自分たちでちゃんと確認をしているというのだ。加藤さんの主張を鵜呑みにすれば、俳優の東出昌大さんのケースも、アンジャッシュの渡部建さんのケースも、事務所が認めたから扱っただけに過ぎない。事務所が沈黙していたら、マッチさんのようにいつまでもスルーしていたかもしれないのだ。

「週刊誌の報道をそのまま流さない」
という説明のスッキリしない感

「なるほど!さすがテレビは週刊誌と違ってしっかりしてるなあ」と納得された方もいらっしゃるのかもしれないが、筆者はこの説明にまったくスッキリしない。これまで、週刊誌を鵜呑みにしているとしか思えないようなワイドショー報道が山ほど存在していたからだ。

 同じテーマの方がわかりやすいので、2016年1月、同じく文春砲で不倫をすっぱ抜かれたベッキーさんと川谷絵音さんを例に挙げて説明しよう。

 覚えている方も多いだろうが、まず文春が報道をしてから、ベッキーさんは「お友達です」と不倫疑惑を否定する会見を催した。しかし、それをちゃんと計算していたかのように、会見後に文春砲の第2弾が炸裂する。なんと、ベッキーさんと川谷さんのLINEのやりとりが流出してしまったのだ。そこにはなんと、「友達で押し通す予定!笑」と、マスコミを集めた会見で嘘八百を並べていたことを示唆する発言もあったのである。