冬のボーナスシーズンです。みずほ総合研究所の「2020年冬季ボーナス予測」によると、2020年の民間企業・公務員を合わせた冬季ボーナスの支給総額は前年比9.3%減。民間企業1人当たりの支給額は36万189円で、前年比7.5%減となっています。実際に支給された方はいかがでしたでしょうか。
今年に限った話ではないですが、この「ボーナス減額」が家計にとって大きなダメージとなってしまう方がいます。特にコロナ禍の今年は、例年にも増して打撃を受けている家計は多いでしょう。ボーナス払いができない、子どもの休暇中の塾講習費用が払えないなど、ボーナス減額によって浮上する問題はさまざまです。30代のCさんの家計も、そうしたボーナス減額が引き起こす特徴的な問題を多く含んでいました。
ボーナス激減で
突如「赤字家計」が露呈する!?
会社員のCさん(36)は、妻(35)と共働きです。お子さんはいません。収入はいたって平均的。ボーナスも多少増減しながら年に2回支給されてきましたし、給料は微増しています。ご本人たちは不満もなく、安定した暮らしを送ることができていました。