相手の言葉をくり返すと、
会話が盛り上がる

 会話上手になるためのコツは、相手の話していることをそのままくり返すことである。相手の話しているセリフを、山びこのように返してやるだけでも、面白いことに会話は成立してしまうのだ。

 もちろん、山びこのようにセリフを返すとはいっても、相手のセリフを一言一句違えずにやってはいけない。微妙な変化を加えて返してあげなければならない。

 たとえば、次の二人の会話を見てみよう。

「週末にゴルフがあるんだ」
「へぇ、ゴルフかぁ」
「そう、久しぶりだから楽しみでさ」
「そりゃ、楽しみだろうなぁ」

 この会話では、後者の人間が、山びこのようにセリフを返している。これが会話力をアップさせるコツなのだ。なぜなら、相手のセリフを使った会話をしていると、会話がとてもスムーズに流れるからである。

 心理学では、相手の言ったことを返すやり方を「反射」と呼んでいる。鏡に当たった光が反射するように、相手のセリフをくり返してやることが、反射だ。

 ペンシルベニア州立大学のロバート・アーリック博士によると、反射を上手に使いながら会話をすると、相手はどんどん口が軽くなっておしゃべりをつづけてくれ、しかも話を聞いてくれる人を好きになるそうである。