スーザン・コリンズ米上院議員(共和、メーン州)にとって、停滞していた新型コロナウイルス救済法案の協議再開に向けた動きは大統領選翌日の午前7時35分に始まった。その3時間前に就寝したばかりだったが、同氏は上院選で予想外の再選を果たし、ジョー・マンチン上院議員(民主、ウェストバージニア州)から祝福の電話がかかってきたという。コリンズ氏は「当然、熟睡していた」と振り返る。コリンズ氏とマンチン氏は新型コロナウイルス救済法案の協議再開について話し始め、それをきっかけに上下両院の複数の議員らが合意に向け計画を立て始めることになった。民主・共和両党の議員らは地元を行き来しながら議会議事堂内の無人の部屋やリモートで数週間にわたりマラソン協議を続けたという。