トヨタの第2世代モデルの「MIRAI(ミライ)」
トヨタが発売した第2世代モデルの「MIRAI(ミライ)」 Photo:TOYOTA

トヨタ自動車が12月に燃料電池電気自動車(FCEV)「MIRAI(ミライ)」の第2世代モデルを発売するなど、再びFCEVが注目されている。FCEVは「究極のエコカー」として、何かと話題にはなるものの、ほかのエコカーに比べると普及率が低く、低炭素車の一角として存在感を示すものにはなっていない。今度こそ普及するのだろうか。(ジャーナリスト 井元康一郎)

トヨタが第2世代
「MIRAI(ミライ)」発売

 ドナルド・トランプ大統領が選挙に敗れ、世界が一気に低炭素に舵を切る気配が濃厚となっている中、トヨタ自動車が12月9日、水素を燃料として電力を発生させながら走る燃料電池電気自動車(FCEV)「MIRAI(ミライ)」の第2世代モデルをオンライン発表。同日発売を開始した。

 今日、低炭素車の本流となっているのは圧倒的にバッテリー式純電気自動車(BEV)で、FCEVは少数派だ。トヨタはミライの第1世代モデルを発表した時、FCEVを「究極のエコカー」と位置づけ、主流派を目指したが不発。捲土重来を期しての第2世代発売である。

 開発を手掛けた田中義和氏は「プリウス」のプラグインハイブリッド(PHEV)版「プリウスPHV」、第1世代ミライ、そしてこの第2世代ミライと、トヨタの次世代エコカー開発を一貫して手がけてきた人物。オンライン発表会でその田中氏は「1台のクルマとして魅力的であってこそ、水素エネルギーの普及を大きく前進させる力になるはず。ミライはそういうクルマになった」と自信を示した。