経済的に自立して早期リタイアを果たす「FIRE」を目指し、
株式投資を始める個人投資家が増えている。
その多くの投資対象は日本株だが、じつは米国株こそFIREへの近道だ。
米国株は日本株より手堅い。
某大手金融機関に勤めていた著者は、40歳で早期リタイアを考え始め、
2020年に資産1億円達成を計画。
計画を前倒しで2019年に目標達成、51歳で早期リタイアを実現した。
初の著書『【エル式】 米国株投資で1億円』では、
早期リタイアの大きな原動力となった米国株の投資術を全公開。
これまでの投資歴や投資銘柄、今さら聞けない米国株投資の基礎の基礎から、
年代や目的別の具体的な投資指南、最強の投資先10銘柄に至るまで、
“初心者以上マニア未満”の全個人投資家に役立つ情報を徹底指南する。

日本 アメリカ
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連続増配銘柄はピンチに負けない企業体力の証

花王を含めて、20年以上連続増配をしている企業は、日本にはたった6社しかありません。

米国には60年以上連続増配している企業もありますが、いまから60年前というと1960年代です。

この間、人びとのライフスタイルは大きく変わり、嗜好もガラリと変わっています。

19世紀に進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンの「唯一生き残れるのは、環境の変化に適応できたものである」という名言にあるように、連続増配している企業には環境の変化に柔軟に対応できる強みがあるといえます。

半世紀を超える長い期間には、経済と市場には何度も何度もピンチが訪れます。

ここ20年に限っても、2000年のアメリカITバブル崩壊、2008年のリーマンショック、2020年の新型コロナショックと、市場が大きく下落する局面がありました。

それにもかかわらず、増配が途切れないのは、企業の基礎体力にあたる「財務基盤」が盤石で、危機に対応する余力が十二分に備わっている証拠です。

この先も、同じように数々の試練が訪れるでしょうが、連続増配を続けてきた過去の実績を踏まえれば、どんなピンチがやってきたとしても、連続増配銘柄はそれに負けない体力を持っていると考えられます。

中長期投資で選ぶべきなのは、そんな米国株です。