日本企業の10億円以上の経営者

日本も、かつてに比べるとプロ経営者が増えてきました。

超一流のプロ経営者は売り手市場ですから、高給を提示しないと雇えません。

そうしたことから日本企業でも、10億円以上の役員報酬をもらっている役員が10人に上ります。

そのうち6人を外国人が占めています。

1位のセブン&アイ・ホールディングス(東証一部・3382)の取締役J・M・デピント氏で年収24億7400万円、3位のソフトバンク・グループの副社長M・クラウレ氏は年収21億1300万円となっています。

それでも多くの日本企業の経営トップは、サラリーマン社長です。

会社ひと筋の叩き上げでトップの座に就いた人が多いようです。

創業者一族が長年経営に関与し続ける弊害も多く見受けられます。

サラリーマン社長や創業者社長は、その業界では実績があるとしても、経営のプロで金融や株式に関するリテラシーが高いとは限らないでしょう。

プロ経営者がマネジメントするアメリカのメジャーな企業のほうが、サラリーマン社長や創業者社長がマネジメントする日本企業より、収益も株価も上がりやすく、中長期の投資先として相応しいのです。