コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、12月度のコンビニ編だ。
セブン、ローソン、ファミマ、ミニストップ揃って前年割れ
コンビニの主要4社が発表した12月度の月次業績データ(既存店売上高)は、以下の結果となった。
12月度のミニストップの既存店平均売上高は前年同月比94.9%(5.1%減)、ファミリーマ—トは同94.8%(5.2%減)、ローソンは同94.3%(5.7%減)だった。
主要4社全てが前年割れに陥る中、最も減少幅が少なかったのはセブン-イレブン(セブン&アイ・ホールディングス〈HD〉)で、12月度の既存店売上高は同98.2%(1.8%減)という結果だった。